こんにちは!
これまで加齢やストレスによって生えてしまった白髪は、ヘアカラーで染めるしかないと思っていませんでしたか?
今朝の日テレ系「スッキリ」では、そんな生えてしまった白髪が黒髪に戻るかもしれないという最新研究について特集されていました。
その最新研究とは、大正製薬が「毛髪最新研究発表会」で発表したもの。
もしも白髪が黒髪に戻せるなら、定期的に白髪染めしていた人にとっては夢のような話ですね。
白髪を黒髪に戻すカギ
大正製薬が発表した研究では髪の毛にとっての重要成分
“ミトコンドリア“と“MITOL(マイトル)“
ミトコンドリア
ミトコンドリアは、人間の体内に1000兆個以上存在し生命活動のためのエネルギーを作る役割りを持った細胞内の小器官。
例えるなら、製品を作っている製造工場のような場所。
MITOL(マイトル)とは
MITOL(マイトル)はミトコンドリア内にある酵素。
ミトコンドリアが活発に機能するようメンテナンスする働きがあります。
工場内で効率よく作業が進むように監督している管理者のイメージでしょうか。
黒髪が生えるしくみ
ミトコンドリアとMITOLが、髪にどう影響するかを知るために、まず黒髪が生えるしくみについて簡単に説明すると
- 毛母細胞(毛髪の材料)
- 色素細胞(メラニンを作って受け渡す)
- メラニン(髪に黒色をつける色素)
髪の色は、髪を作る毛母細胞にメラニン色素と呼ばれる黒髪の素を受け渡す働きによって着色されるんです。
その色素の受け渡しがうまくいかなくなると、毛母細胞で黒髪を作ることができなくなり、結果として白髪になってしまいます。

髪の毛って元々は白いんだよ。
このメラニンの受け渡しに大きく関わっているのがMITOLの働きです。
MITOLの働きが低下すると、細胞内のミトコンドリアの働きが悪くなり、色素細胞からメラニンをうまく受け渡せなくなってしまいます。
逆に言えば、MITOLを活性化させることができれば、他の細胞も元気になるため、黒髪を作る機能がアップするということ。
では、マイトルを活性化させるために必要なものは何か?
それがボタンピです。
MITOLの活性化にはボタンピ
ボタンピとは、その名の通り牡丹の皮。植物である牡丹の根皮で、漢方薬で使用されている成分です。
今回の研究では、そのボタンピにマイトルを活性化させる効果があることがわかっています。
例えるなら、働き者のマイトルのための栄養剤。
栄養剤であるボタンピでMITOLが活性化されると、ミトコンドリアの活動が活発になります。
ミトコンドリアが毛母細胞の働きを活性化させ、結果的に健康な髪を生産していくことが期待されます。
ボタンピをどのくらい摂取すれば良いのか、白髪のためのボタンピを摂取できるサプリメントなどはまだ研究段階です。
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まとめ
発表されたばかりの研究結果ですが、今後研究が進めば従来の白髪染めとは別の白髪対策が進んでいくかもしれませんね。
数年後には、白髪はサプリを飲んで黒髪にすることが一般的になっているかもしれません。
研究が進むことを期待して待ちたいと思います。
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